インタビュー / EMMA GRAPHICS

「小学生の頃には漫画ぽいものを描いていた」

――はじめに、自己紹介をお願いします

EMMA GRAPHICS :音楽活動をしていたものの敢え無く挫折して、しばらくは定職には就かず様々なバイトをしてから、飲食店の経営をしていました。その後独学でデザインを学び本格的にグラフィックデザイナーとしての活動を始めました。

――絵を描き始めたのはいつごろですか?

EMMA GRAPHICS : はっきりといつから描き始めたかはさすがに覚えてないです。そんなの覚えている人いるんですかねー笑。でも小学生の頃には漫画の真似事をノートに描いていた記憶があります。パラパラ漫画なんかも面白がって描いてました。

――今後やってみたいお仕事はありますか?

EMMA GRAPHICS :プロスポーツだとチームごとにマスコットキャラクターいるじゃないですか。ああいったキャラクターデザインとかしてみたいですね。ゲームに出てくるモンスターのデザインなんかも興味あります、個人的にドラクエ好きですし。鳥山明大先生は偉大です。

原案の段階と道具

「キャラクターは万人に愛されるものが望まれる」

――絵の上達に秘訣はありますか?

EMMA GRAPHICS : パッと見の上手さは技術なんでひたすら練習すればそれなりに身につくんじゃないですかね、身についてないのでわかりませんが笑。ただ描きたい対象の特徴は何なのかなっていうのを意識するのとしないのとでは完成したときの出来が大きく違ってくる、ような気がします。こういう質問はアホみたいに絵の上手いイラストレーターさんに聞いて欲しいですねー、答えるのも恥ずかしいです。

――キャラクターを作りはじめたきっかけを教えてください

EMMA GRAPHICS : アニメーションを作って動画サイトにアップしていくのも面白いんじゃないか、という友人との他愛もない会話から、まずキャラクターを作ってみようという流れで。今でも制作するのは大変は大変なんですけど、最初はもう全然ダメでしたね。やっと完成させた一体目は今見ると微妙過ぎて何とも言えない仕上がりでした笑

――キャラクターを生むためのこだわりや、気を付けている事はありますか?

EMMA GRAPHICS : 動物のキャラクターを作るときはまずその動物は調べます。そこからデフォルメしていく感じ。犬や猫は見慣れているけど動物園にでも行かないと見られない動物は意外と頭にあるイメージと違ったりするので。あとはどれだけ自分のデザインをキャラクターに落とし込めるかですかね。ケース次第ですが、基本的にキャラクターは万人に愛されるものが望まれると思うので奇をてらい過ぎてもダメだし、シンプル過ぎても魅力が足りなかったりする。その辺りの調整に一番時間を使うかもしれません。

愛用しているフィギア

「COSMOSという短編漫画が印象的だった」

――キャラクターの個性として「性格」と「絵」はどちらを先に描きますか?

EMMA GRAPHICS :設定というか、例えば悪者っぽい感じのキャラクターを描きたいと思ったら表情やフォルム、身に着けている物のイメージをしてから描き始めますけど、漫画家さんではないので性格までガッチリ決めてから描くってことはあまりない感じがしますね。完成した後にこんな性格かもなって妄想することはありますけど。

――憧れのイラストレーターや、漫画家はいますか?

EMMA GRAPHICS : 作品を見ただけでその人の作品だとわかるような、独特な魅力があるものにやっぱり惹かれます。そういった凄い方はたくさんいますが、最近よく拝見させてもらっているのは喜多浩太郎(KENTOO)さんや副島成記さんです。自分の作風とは全然違うんですけど、普通に好きですねー格好いいです。

――影響をうけた作品や、おすすめのシーンなどあれば教えてください

EMMA GRAPHICS : あまり知られてはいないと思うのですが「COSMOS」っていうかなり昔の読み切りの漫画。 世界観が好みなのもありますが全体的に絵が魅力的でした。残念ながら販売されていないらしく現在手元に無いんですけど、それでもかなり鮮明に覚えているくらいです。世間でおもしろいと言われている作品は大体おもしろいじゃないですか、そういった作品も当然凄いんですけど、長期連載でなく短い読み切りっていう枠であれだけのインパクトを残せるのは本当凄いなって。影響というか、とても印象に残っている作品です。

デザインの参考書

「常識もバランス感覚も大事」

――グラフィックデザイナーの仕事で心がけていることはありますか?

EMMA GRAPHICS :説明するのが難しいんですけど、一般的な常識を持つというか、バランス感覚を持つというか、そんな感じ。フォルムにしても色彩にしても、デザインをしたとき普通で魅力が無い、面白くないって自分が思ったとして、でもその普通とはなんぞやと。それが普通だと大多数の人が思うであろう感覚がないと、狙って外すとか、変えるとか、そういったものが考えられないのかなって。かといってやり過ぎはおかしいとか。だから常識とそこを壊した上での全体のバランス、みたいなものは心がけているというと大袈裟ですけど、意識はしているかもしれないです。

――1日のスケジュールなど教えてください

EMMA GRAPHICS :仕事やプライベートの約束があって時間調整する必要が無い時は、眠さの限界が来るまで作業してたりします。昔から寝ようとして横になっても寝つけずに結局起きて何かし始めるようなことが多かったので、本当に疲れ切るまで起きていることが多いです。皆さんは真似しないことをお勧めします。

――仕事のモチベーションは、どういったものなのでしょうか?

EMMA GRAPHICS :仕事に関わらず良い作品が描けたと自分で思える時があるからですかね。自己満足な部分が大きい気がします。学生の頃に絵が好きな人は経験があるかもしれないけど、いたずら描きのつもりで描いていたのに途中からディテールに凝ったりして結構時間を費やしてしまうみたいな。別に誰に見せるでもなく、ただの暇つぶしだったりするのに完成した時に達成感があるんですよ。それを友達に上手いとか言われると達成感に加えて喜びもあるじゃないですか。いたずら描きにモチベーションは無かったけど、その延長に今がある感じがします。

ラフスケッチの風景

「暇つぶしで書いていた事が仕事になってきた」

――どのようなクライアントに、キャラクターを使って頂きたいですか?

EMMA GRAPHICS :キャラクターを気に入ってもらえるのであれば何でも嬉しいですけど、自分も好きなジャンルであればより嬉しいですね。ファッションが好きなのでアパレル系とか良いかもしれないです。最近ユーチューブをよく見るんですけど、ユーチューバーの方にチャンネル内で使って頂けたりするのもおもしろいかなと思います。

――最終的な人生の夢を教えてください

EMMA GRAPHICS :自分のデザインしたキャラクターが誰でも知っているっていうくらい有名になったらいいなってやっぱり思うし、それが最終的な夢と言えば夢ですかね。若い子たちがSNSで流行らせてくれないかな笑。キャラクター以外にも家電のデザインしてみたいって思ってたりします。イタリアのSMEG社の冷蔵庫好きなんですよ、フォルムもカラーリングもすごいオシャレ、高くて買えないですけど。もし今後自分がデザインした家電を販売できるような機会を頂けたら最高ですね。

――なぜキャラポに関わろうと思いましたか?

EMMA GRAPHICS :キャラポサービスを始めた方とは音楽活動をしていた頃からの友人で、普段仕事の話はそんなにしないんですが、居酒屋で話している時にキャラクターを作っていることやキャラポの準備期間中である話になり、偶然のタイミングだなという流れで参加させてもらうことになりました。

EMMA GRAPHICS

「アート作品には感情を動かす力がある」

――最後にメッセージなどあればください

EMMA GRAPHICS :キャラクターやデザイン、音楽などアートと言われるものが無くとも世の中が終わるわけではないし人が生きていく上で困ることはないかもしれないです。それでも過去から現在まで無くならずにいるのはアートが人の心を豊かにし、時に感情を動かせる程の力があるからだと思っています。自分の作品も誰かの心に少しでも届いてくれれば幸いです。

EMMA GRAPHICS (エンマグラフィックス)
グラフィックデザイナー

在住 / 東京都
誕生日 / 10月23日
環境 / Windows10、Photoshop 2020
趣味 /愛犬との戯れ・インテリア